2016年11月27日日曜日

GeminisAzul / Azulejos



GeminisAzul / Azulejos
DL CORD付き
PRICE : 1500YEN
NO : DCR-TP-09


【TRACK LIST】
A1.明日はきっと
A2.like a bubble
A3.半透明
A4.Laidback
A5.balance
A6.夜の終わり

B1.Hold on
B2.why
B3.All I Need Is
B4.Rest In P
B5.My Life
B6.low lights


回想を沁みるメロディ感覚や独自のグルーヴで表現した暖かみのある作品集 

「lazy snare」と称される特徴的なドラムが生み出すグルーヴに、暖かみのある音作りや 繊細で沁みるメロディ感覚。本作の主役、GeminisAzul はそれらをトレードマークに活躍 してきた、気鋭のビートメイカーだ。 

大阪を拠点に活動する GeminisAzul は、これまでに自身の Bandcamp や同地のレーベル の Ital.などで作品を発表。

その他にもラッパーや他ビートメイカーとの共作のほか、同郷 のビートメイカーの FROGMAN とのユニット「toolate」での活動なども行っている。 

大阪のレーベルの DCR からリリースされた本作は、GeminisAzul のソロとしては 2 枚 目となるビートテープだ。

持ち味である美しいメロディや温もりのある音使いが光る、エモーショナルで人間味溢れる作品に仕上がっている。

「今回のアルバムのコンセプトは、回 想シーンの塊みたいな感じですね。それぞれ別の回想シーンみたいな」。

GeminisAzul は、 本作についてそう語る。

A 面の冒頭を飾るのは、優しいコーラスをループし不器用なドラムを組んだ「明日はきっ と」。細かな SE の使い方も印象的だ。続く 2 曲目「like a bubble」では、ドリーミーに響 くギターをメインに使用。

全編で鳴るノイズやパーカッションも美しさを崩さず、絶妙な味付けでループを支える。

その後も野太くソウルフルな歌を用いた「半透明」、暖かいピア ノが印象的な「laid back」、 落ち着いたループでクールダウンする「balance」と良曲が続 き、神々しいコーラスを切り刻んだ「夜の終わり」で A 面を締めくくる。 

B 面は、ジャジーなピアノをよれたグルーヴで転がした「Hold on」でスタート。

スクリ ュードされた Minnie Riperton「Lovin’ U」のサンプリングで幕を開ける「why」は、寸止 め感のある執拗なループがなんとも心地良い気持ち悪さを放った 1 曲。

ぶつ切りにされた 歌が印象に残る「All I Need Is」を挟み、故 Sean Price のラップを美しいビートに乗せた 本作のハイライト「Rest In P」を迎える。

Sean Price による「ありがとう」のラインもエ モーショナルに響く。その後 LA 的なシンセベースが強烈な「My life」が続き、ジャジー で落ち着いた「low lights」で幕を閉じる。

適度なバラエティを揃えつつも、芯を通る独自の美しさやグルーヴに心を奪われる本作。

インストヒップホップファンだけではなく、幅広い音楽ファンが楽しめるであろう傑作だ。

TEXT : アボかど

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2016年11月17日木曜日

GeminsAzul ”Azulejos” RELASE PARTYが開催決定!


DCRからBEAT TAPEをリリースするGeminisAzul
2NDビートアルバムのリリースパーティーが伽奈泥庵にて開催決定!!

EXHIBITIONには大阪のコラージュアーティストを代表する
MEMENTOに加えNICKELMANの変名とされる55555、
そして今回の主役であるGeminisAzulによる
絵かコラージュ作品が展示される予定です。

FREE PARTYですので皆様是非お越し下さいませ。


2016年11月6日日曜日

FREEMANZ PRODUCTION / CAVE DUB


とある朝俺たちは鍾乳洞の中に居た、

ここでは大きな傘が必要だ。

DRIPする水滴がポタポタと頭上に落っこちてくるからだ。

鍾乳洞の奥には大きなガジュマルが居るらしい。

なんて話をしながら、

淹れたての珈琲を飲みながら
ゆったりと流れる時間を楽しんだ。

ここはどこなんだろう?

まるで異空間にTRIPしたみたい。

心地よい水の音が妙に落ち着く。

不思議な世界だ。